神戸東洋日本語学院の登録日本語教員養成コースは、これまでの日本語教師養成講座で扱われてきた科目はもちろん、日本語教育におけるICTの活用や、「can-doシラバス」「場面シラバス」に基づいた教科書の分析・実践など、他にはない科目をカリキュラムに組み込んでいます。
このページでは、当校の登録日本語教員養成コースの授業の一部をご紹介します。
・神戸東洋日本語学院の授業の特徴
・登録日本語教員養成コースで学ぶ主な科目
基礎理論科目
基礎理論科目の授業では、日本語教育に関わる様々な分野の基礎知識を身につけます。
外国語としての日本語の音声、文字、文法はもちろん、海外の日本語教育事情や外国人とのコミュニケーション、言語の機能など、外国人に日本語を教える際に必要となる背景知識を幅広く学びます。
日本語学
「日本語学」は、普段母語として内側から見ている日本語を、外国語として外側から観察する力を身につけるための科目です。
外国人に日本語を教えるためには、「外国人から見た日本語」を知ることから始まります。
日本語の文の構造、音声の仕組み、使用される文字などから、普段使っているからこそ気づかない、日本語の新たな一面が発見できます。
日本語の特徴について知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
言語学
「言語学」の授業では、言葉と社会の繋がり、人が言語を習得する過程(第一言語、第二言語)、言語の機能・役割等について学びます。
円滑なコミュニケーションには不可欠な存在である言語。
でも、そもそも言語とはどのように作られ、どのような役割を持っているのでしょうか。
この授業を受ければ、普通に生活しているだけでは気づかない、言語の驚くべき機能とその奥深さにハマるはず。
コミュニケーションと異文化理解
「コミュニケーションと異文化理解」の授業では、異なる文化や言語を持つ人とのコミュニケーション等について学びます。
文化や言語が違えば、当然常識も発想も異なります。
外国人学習者は、日本人とは全く違う発想の質問をしてきたり、独自の学習スタイルを持っていたりすることもしばしばです。
日本の常識が、外国でも常識であるとは限りません。
学習者と良い関係を築き、授業を円滑に進めていくためには、異なる文化や習慣・言語背景を持つ人たちとのコミュニケーション方法や、注意すべき点を学んでおくことが大切です。
外国人とのコミュニケーションは、自分の常識を疑い、思い込みを捨て去ることから始まります。
日本語教育とICT
「日本語教育とICT」の授業では、学習管理、教材作成や授業でのICT環境の活用方法を実際に体験しながら学びます。
コロナ禍の影響もあり、日本語教育業界でもオンライン授業やハイブリッド授業など、ICT・インターネット環境を使用した様々な授業スタイルが広がりました。
今後はインターネットやICTを活用した様々な形の授業に対応できる日本語教師が求められることになるでしょう。
また、これまで行ってきた雑多な業務も、ICTを活用すれば一気に効率化できることもあります。
この授業では、ICTを授業や日本語教師の仕事に活用する方法等を学びます。
zoomを使った日本語授業の体験もありますよ!
文字と表記
「文字と表記」の授業では、ひらがなと漢字、ローマ字と外来語の関係や、日本語の漢字の特徴など、日本語の文字と表記に関する基礎的な知識を身につけます。
ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット…
日本語は世界の中でも使われる文字の種類が多い言語です。
特に非漢字圏の外国人学習者が複雑な日本語の文字を使いこなすには、並々ならぬ努力が必要です。
文字と表記に関する知識を身につけることで、学習者が効率的に文字を覚え、使いこなせるようになる指導方法を考えるヒントを見つけることができるでしょう。
進路指導
「進路指導」の授業では、出願から面接、合格後の手続きまで、しっかりと学習者に寄り添う指導をするための知識を身につけます。
日本語学校には大学や専門学校への進学を目指す留学生が多く在籍しています。
留学生の受験は、日本人の受験とどう違うのでしょうか。
学習者を志望校に導くためには、留学生特有の受験システムや試験傾向の把握と、それに合った指導方法を知っておくことが大切です。
特に日本語学校で常勤講師を目指すなら、この知識は不可欠なものだと言えるでしょう。
実技科目
実技の授業では、実際に外国人が使っている教材の研究や、授業の練習等を通して、外国人学習者に日本語を教えるために必要なスキルを身につけます。
実践初級/中上級
「実践初級」「実践中上級」の授業では、実際に日本語を教える授業の練習をどんどん行っていただきます。
日本語教育で使われている教材の分析に始まり、外国人を相手に日本語を教える際の注意点やポイントなどを、基本から丁寧に学び、練習し、授業計画や実際の授業の経験(練習)を豊富に積むことができます。
実際に授業をしてみると、想定外の方向に進んでしまったり、予想外の質問が飛んできたりしますが、多くの実践経験を積むことで、冷静に対応できるようになります。
一通り学んだら、あとは練習あるのみです!
教育実習
「教育実習」の授業は、実践研修の中に含まれます。
こちらは実際に日本語を学んでいる外国人を相手に授業を行う、養成課程の総まとめであり、実際に日本語教師として働くための第一歩でもある授業です。
学習者とのやり取りを実際に行ってみると、日本語教師という仕事の楽しさが、これまでの何倍も実感できるはずです。
実践研修が終われば当校の登録日本語教員養成コースは修了となり、登録日本語教員の資格取得と、日本語教師デビューはすぐそこです!
まとめ
当校の登録日本語教員養成コースの授業の一部を紹介しました。
神戸東洋日本語学院では、これ以外にも、日本語教師(登録日本語教員)になるために必要な知識やスキルがたくさん学べます。
興味が湧いた方は、まずは無料説明会にご参加ください!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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